自研材・機械加工材

理美容鋏材の自研材・機械加工材の販売

当社では理美容鋏メーカー向けに理美容鋏の自研材・機械加工材の販売しております。
自研材・機械加工材とは当社で高い技術が必要とされる裏スキやスキ鋏の目切まで行った状態の半製品です。お客様は刃付け以降の工程からのみで、高品質かつ切れ味抜群の鋏を作ることができます。

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自研材形状を蛤刃に加工しやすい形状に変更しました

各メーカー様より蛤刃の理美容鋏の要望が多くなってまいりました。
山村製作所ではその要望を受け、各メーカー様が後加工しやすくするために社内に加工機材を導入し蛤刃での納品が可能になりました。随時納品しております。

■刃の拡大
従来の形状
現在の形状

 

山村のハサミはウラスキが抜群。だから良く切れる!

裏スキは鋏において肝心要の処理とも言え、当社が最も力を入れており技術の見せ所となっている工程です。それは当社が施した裏スキと他の大手メーカーが施した裏スキを金属顕微鏡で比較していただければ一目瞭然で、当社の裏スキ面は均一で細かいピッチで加工されているのに対し、もう一方は面が不均一で加工ピッチが広くなってしまっています。これが鋏の切れ味・永切れ・切った髪の傷みを大きく左右するのです。

■金属顕微鏡による裏スキ拡大写真
山村の裏スキ
他社の裏スキ

裏スキは赤丸の部分 面が均一で細かいピッチで加工されている。 面が不均一で加工ピッチが広い。

 

手間を掛けた工程で研磨熱を抑え、硬くて曲がらない鋏を作り上げます。

鋏の表・裏の平面研磨、刃・峰研磨、裏スキ研磨、切れ刃一段・二段研磨を行います。これは他工程と同様に他社より多くの工程を経ています。硬くて曲がらない鋏を作るためには、できるだけ研磨熱を抑える必要があります。そのためにはどうしても工程が多くなってしまいます。

機械化により、品質が安定・コスト低減

従来手作業だったものを機械化することで品質の安定・コスト削減に努めております。裏スキも以前は完全手作業でしたが、当社がオリジナルで裏スキ加工機を開発し、大幅な効率化を実現することができました。また手作業ではムラのあった品質が高いレベルで保てるようになりました。

■200種類以上のパターンがある目切り
スキ鋏の目切りはワイヤーカットで行っております。ワイヤーカットはプログラムに基づいて機械加工されるので従来よりも複雑なスキ鋏の目の設計が可能となっております。それによりカット率をコントロールできる櫛刃形状、また従来に無い切れ味を生み出すことできます。従来の直刃よりも髪の毛の抜けが良いR刃が可能になります。
加工のバリエーションも豊富で現在200種類以上の理美容鋏を徹底した品質管理下において製造しています。

山村の鋏の品質へのこだわりが流れで分かる工程紹介はこちら

製品事例
ATS314 CR6.75インチ片剣
440C NY 6インチ
ATS314 YSスキ鋏正刃
440C YS6インチ細身笹刃片剣
ATS314 NYMA6インチ
440C YTK スキ鋏
その他事例集

製品事例カタログ(1,1MB 全13ページ)