鍛造材

理美容鋏材の鍛造材の販売

理美容鋏メーカー向けに理美容鋏の鍛造材の販売しております。鍛造品は、自社で裏スキ等の加工を行えるお客様向けの半製品です。
当社で刃物に適した鍛造を行い、加工しやすくした状態で販売します。お客様は安価に高品質な自社独自製品を作ることができます。
取引希望のお客様は気軽にご相談ください。
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丸棒からの鍛造ではなく板材からの鍛造で組織を均一に

丸棒は製造方法として引き抜き加工で造られているため、組織が内部と外周部ではバラつきがでます。また、丸棒で鍛造することにより変形量が多く板材より必要となり、金型に対する負荷が大きくなってしまい金型の寿命を短くしてしまいます。

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手間をかけた工程で鍛造精度を突き詰め、材料強度・耐摩耗性・靭性を大幅向上

当社の工程を見てもらえば分かるとおりに熱間鍛造で成型した後、球状化焼鈍を行って組織を調整しています。また冷間鍛造を行った後にも球状化焼鈍を行い残留応力除去をします。これは鋼材にかかる負担を少なくするために行っています。
そしてパーティング切断加工(バリ抜き)は温度をかけず冷間で行っていることから、さらに組織にかかる負担は少ない。
他社の場合、形状を熱間連続鍛造で作っている場合が多く、一度に2回~3回型打ち鍛造を行いその際にパーティングの切断も一度に行うことから、高温にて処理しなければなりません。

鍛造材の内部組織の拡大
均一で金属の方向性があります

低温鍛造にこだわり、鋼の組織を傷めない

金属を高温度に加熱すると、表面が酸化して結晶粒が粗大してしまいます。また必要以上に熱くなると柔らかくなり過ぎ、加工後に変形してしまうという危険性があります。しかし、一般的に温度が高いほど金属はやわらかくなり伸びが増すことから加工がしやすくなります。つまり金型の傷みが少なくなるという製造側の利点があります。
メーカーとしては鋏の品質を優先するか、自分達の作りやすさを優先するかのどちらかを選ばざるを得ないわけです。
当社では品質を最優先として考えておりますので、必要最低限の低温を保つ低温鍛造を行うことで加工後の変形を防いでおります。

山村の鍛造品
他社の鍛造品

当社鍛造品に対して、他社鍛造品はスケールが付いており、酸化して黒くなったり、切断面が赤くなっているのが分かるかと思います。

製品事例
ATS314 CR笹刃Bスキ鋏正刃
440C NY 6インチ
ATS314 YSスキ鋏正刃
440C Y 6インチ
ATS314 YH2笹刃Cカット鋏
440C YTK スキ鋏
その他事例集

製品事例カタログ(1,2MB 全16ページ)